PRISM / JEFF SCOTT SOTO
1. EYES OF LOVE
2. HEAVEN KNOWS
3. DON'T COME EASY
4. DON'T WANNA SAY GOODBYE
5. I WANT TAKE YOU HIGHER
6. HOLDING ON
7. 2 LATE 4 GOODBYE
8. TILL THE END OF TIME
9. HOW LONG
10. BY YOUR SIDE
11. GOOD LOVE
12. SEND HER MY LOVE
13. AGAIN 2 BE FOUND(LIVE)
14. STAND UP(LIVE)
JEFF SCOTT SOTO Official Website http://www.jeffscottsoto.com/
Jeff Scott Soto<Vo>
Alex Papa<D>
Howie Simon<G>
Sam Isanogud<Key>
Gary Schutt<B&G>

PRODUCED BY Jeff Scott Soto
Point 92
 '84年にYngwie J.Malmsteenのデビュー・アルバム「Rising Force」において、そのボーカリストの座に大抜擢された弱冠19歳のJeff Scott Sotoのソロとしては2作目となる本作「PRISM」。

 「Rising Force」においては、わがままなバンド・マスターの存在によりインストゥルメンタルの楽曲が多く、Jeffのその存在が希薄であったが、その十分すぎるほどのボーカリストとしての力量はファンならずとも納得していたに違いない。

 Yngwie J.Malmsteen's Bandのボーカリストを2年ほど勤め上げたあと、EYES、TALISMANなどで活動をし、その才能をさらに磨き上げてきた。

 そういった音楽活動も円熟味を増し、今回そのボーカリストとしての力量の集大成とも言える本作「PRISM」をリリースするに至った。

 本作では、1曲目にノリの良いハード・ロック・ナンバー「EYES OF LOVE」では、そのキャッチーなサウンドがこのアルバムのツカミとして十分なほどカッコイイ。

 4曲目「DON'T WANNA SAY GOODBYE」では、ピアノを織り交ぜ壮大なる空間を想像させる美しいバラード・ナンバーを披露している。

 5曲目の「I WANT TAKE YOU HIGHER」でのホーン・セクションで彩られたロック・ナンバーでは、今回ゲスト参加しているGlenn Hughesとの掛け合いが聴き所である。

 12曲目にはJOURNEYのカヴァー・ソング「SEND HER MY LOVE」をJeffの歌唱力により見事なまでに歌いきっている。

 Jeff Scott Sotoのその円熟したボーカル・スタイルは、ハード・ロックという範疇から外へと広がり、AOR的大人のロックを聴かせてくれる。

 そのソウルフルでレンジの広い音域と息づかいが、楽曲と巧くマッチングし、非常に心地よい。

 このアルバムにおいて少し触れておきたいのが、ギタリストHowie Simonがなかなか素晴らしいプレイを見せてくれていることだ。出るところでは、タッピングやクリケット奏法など華やかなプレイを披露し、引くところでは安定感のあるバッキング・プレイを見せてくれている。

 実力に裏付けられた非常にバランス感覚抜群の大人のロックを聴かせてくれており、心地よい作品となっている。
Writing by Toshi of Magnum Aspiration 2002.12.5