TEARS OF THE SUN /
RICHARD ANDERSSON'S SPACE ODYSSEY





1. THE BOHEMIAN WEREWOLF
2. OBSESSION
3. MIRACLES IN DAYLIGHT
4. KILLING THE MYTH
5. DARK WINGS OF UNIVERSE
6. THE AWAKENING
7. TEARS OF THE SUN
8. THE NORTHERN SILENCE
9. BLOODSPILL
10. JAILBREAKER
MICP-10622 2006.11.22 Release
Richard Andersson Official Website http://www.anderssonmusic.com/
Richard Andersson<Key>
David Fremberg<Vo>
Jorg Andrews<Dr>
Magnus Nilsson<G & B>

Produced by Richard Andersson
Point 63
 スウェーデン発ネオ・クラシカル・メタル・バンドRICHARD ANDERSSON'S SPACE ODYSSEYの通算3作目を飾る本作「TEARS OF THE SUN」。

 SPACE ODYSSEYは、鍵盤魔神Richard Anderssonの率いるバンドとしても周知のことであろう。

 '03年に1stデビュー・アルバム「EMBRACE THE GALAXY」を引っさげシーンに登場し、その圧倒的なネオクラ・サウンドでリスナーを魅了したことは記憶に新しい。

 また、その時無名のシンガーPatrik Johanssonの超絶的な歌いっぷりで、バンドとしての完成度の高さを披露してくれた。

 がしかし、本作「TEARS OF THE SUN」では、そのPatrik Johanssonの姿はない。

 代わりに加入したのがANDROMEDAのシンガーDavid Frembergである。

 この衝撃的なニュースは受け止めざるを得ないが、どうしてこのDavid Frembergの歌い回しも素晴らしいものである。

 気になる楽曲であるが、これはどう評価してよいものなのであろうか?

 今までのネオクラ路線を大きく逸脱し、ブルーズ・フィーリングを取り入れたハードロック・サウンドへと豹変している。

 このサウンドには戸惑いを隠せない。

 しかも、リーダーであるRichard Anderssonの超絶キーボード・プレイがほとんど見受けられない。

 作曲・プロデュースは全てRichard Anderssonが担当しているのに、どうしてこういったサウンドになってしまったのか。

 Magnus Nilssonのネオクラ・テクニカル・ギター・プレイも全く聴くことができない。

 サウンド的には高いクオリティではあるが、聴き所を失ってしまっているように思われる。

 あえてこういったサウンドを狙ったのであろうが、日本のリスナーには受け止められないものがあるのではなかろうか。

 これからSPACE ODYSSEYはどうなっていくのだろうか?

 不安材料が残った作品となったことは否めないであろう。

Writing by Toshi of Magnum Aspiration 2006.11.27